柚子が熟する季節。柚子を味わっていますか?
我が家には柚子の木があるのと、ご近所の大きな木の柚子もぎの許可をいただいているので、
毎年豊作です。
そこで、私がすることは、柚子ジャムを作ること。
ご存じない方も多いと思いますが、わたくし、面倒くさがりなんです。
だから、他のジャムは一切作りません。
でも、柚子ジャムは、1時間ほどかけて作れます。
さらには、一年を通して、ジャムは、ほとんど食しません。
でも、柚子ジャムは作れます。
なぜなら、
柚子ジャムで作る柚子茶が好きだから!
そして、
とある豊富な栄養について知ってしまったから!
それは、
ペクチンの豊富さ。
ペクチンは、食物繊維の一種で、
水溶性食物繊維です。
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果汁(生) 100gあたり0.3g
果皮(生) 100gあたり3.3g
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(『七訂食品成分表2017』女子栄養大学出版部)
生の場合ではあるのですが、
果汁より果皮に多いんですよね。
ところがですよ、
なんと、
フサが一番多く含んでいるという研究結果をみつけて!➡★★
※パルプとはフサを細かくしたもの。
種のまわりにもペクチンがあるともいわれているので、
そう、
ゆずを余すところなく使うジャムは、水溶性食物繊維がたっぷり。
(※もちろん、ビタミンC等の他の栄養素もたくさん)
水溶性食物繊維の何が良いのか。
健康管理士一般指導員としてご紹介しますね。
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①腸内環境を整えてくれる
腸内で水分を抱え粘性を持ったゲル状になって、余分な栄養素や有害物質を排泄してくれるんです。さらには乳酸菌やビフィズス菌などの有用菌(善玉菌)を増やし、便秘や下痢などを引き起こすこともある有害な腐敗菌を減少させてくれるので、腸内環境を整えてくれます。
②悪玉コレステロールの上昇を抑制してくれる
脂質の消化に不可欠な胆汁酸の材料となるコレステロール。水溶性食物繊維は、胆汁酸と結びついて排泄を増加させるのですが、胆汁酸の排泄が増えると、胆汁酸を作るためのコレステロールが消費されて、コレステロール値が低下するんです。
③血圧を下げてくれる
水溶性食物繊維には吸着性があるので、血圧を上げるというナトリウムと結びついて、便と一緒に排泄してくれます。
④血糖値の上昇を抑えてくれる
ブドウ糖の吸収を緩やかにするので、食後の血糖値の上昇を抑制します。
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柚子ジャムを作りたくなったのでは?
作りたくなったら若くないって?(笑)
いやいや、腸内環境を整えたい老若男女が作りたくなってるはず!
なので、
私が、ジャムづくりに参考にしている料理本を紹介しますね。
高山なおみ著『料理だより』
(アノニマ・スタジオ)
種は入れないけれど、
フサも使って作るレシピ。
種を入れて、
最後に取り出してもいいかもね。
水溶性食物繊維は水に溶けやすいので、苦味を除くために茹でるとどうなる?という疑問はありますが、フサは煮込むときに投入するから確実に体の中に入ります。ちなみに、煮出した水は、取っておいて、入浴時にお湯の中へ入れちゃいます。
きび糖を使っているので、茶系になります。とろみは水溶性食物繊維がある証拠。
香り成分にはリラックス効果があるので、
作っている間は良い気分♪
もちろん、ジャムにお湯を注いで
柚子茶として味わっているときも良い香り。
今だけの柚子です。
とはいえ、柚子ジャムにすると、
糖分が多いので、食べ過ぎに注意をして、
旬を味わう喜びを感じてみてはいかがでしょうか。