宝塚市立手塚治虫記念館で開催中の
友だちが観に行き、
SNSにアップした写真を見て、
ある過去のミラクルな記憶が蘇ってきたので
ここでお話しいたします。
“ 願望を語ると叶う ”
とよく言われますね。
私は、そのことを小5のときに体験しました。
私の願望は、こうでした。
「将来、雑貨屋さんになりたい」
よくある子どもの夢というやつです。
雑貨とは、サンリオ等のファンシーな雑貨。
言うは易しですからね。
「そうか、そうか、なれたらいいね」
とは、多くの人の常套句です。
ところが、
我が家では、違いました。
あるとき、母が、
じゃあ、
今、
やったらいいやん
母は、小さな日用品店を営んでいました。
その一坪ほどをあげるから、
ファンシー雑貨を扱って、
「愛ちゃんコーナー」にしたらよい、
と言うのです。
小5の私は、嬉しくて、
何の迷いもなく、行動に移しました。
母とともに、大阪の北部から
大阪市内の問屋さんへ出向き、
自分が売りたいものを仕入れます。
シャーペン
缶ペン
ノート
メモ帳
ハンカチ
お弁当箱
ヘアアクセサリー
レターセット
サイン帳
プレゼント向け商品
などなどなど
これが、まあまあ売れたんです。
同世代目線だからでしょうか。
町に同様のお店がなかったからでしょうか。
売れるので、また仕入れに行きます。
母親が行けない場合は、
祖父を引き連れて、
小学生が仕入れに行きます。
雑誌を読むのが好きだったり、
何が流行りかをキャッチするのが
好きな子だったのですが、
流行りものが、この町では売れない、
とわかってきたり。
同じクラスの子と
同じものを持つことは
避けたいだろうから(私の考えですが)、
バラ買いできるものは
ひとつずつ異なるデザインのものを仕入れて。
と、小学生なりに工夫していました。
中学生になっても続け、
高校生になると、
売れに売れるようになり、
大阪市に近い高校に通っていたので、
月に1度の土曜日は、
制服から私服に着替えて、
ひとりで仕入れに行っていました。
ところが、
大学生になると、
私の町の近くに量販店ができ、
私は私でバイト等で忙しくなり、
「愛ちゃんコーナー」は、細っていきます。
社会人になると、
海外旅行で見つけた雑貨を
売っていた時期もありますが、
住まいを移したこともあり、
「愛ちゃんコーナー」は、
フェイドアウトしてしまいました。
「大人になって雑貨屋さんができる世の中かどうか、わからないから、今やったらいい」
母が叶えてくれた夢は、
15年程で幕を下ろしましたが、
私にとっては、
嬉しいことばかりでした。
今、知人に語ると、
子どもが仕入れを!?と、
母の選択に驚く人ばかり。
そう言われてみれば(笑)
一連の内容をコラムにして
某情報誌で発表したとき、
「うそだ」と読者からの投稿もありましたっけ。
願望を語れば叶う。
本当にそう思います。
語れば、動き出すことを大人になっても経験しましたから。
それ以上に、
いつやるの?
今でしょ!
(注:2013年の流行語)
そして、
常識に捉われない
これら、母の考えがあってこそ、
私の願望がスピーディに叶ったわけです。
もちろん、お店を経営していたから、
というのもありますが。
経営していたら、誰もがそうするか、
というと、どうでしょうか。
大なり小なり
やりたい、
やめたい、
どんな願望であっても、
自分の願望をお持ちの方は、
「いつか叶ったらいいな」ではなく、
今すぐにまわりに語りはじめ、
どんなに驚かれても、
難癖付けられても、
動き出してみるといいと思いますよ。
それが本当の願望なら、なおさら。
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