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ai fukuda

自分の意見を言えないときは、良い悪いで判断しないように。


ニューヨークが生んだ伝説の写真家 ソール・ライター氏の展示。

伊丹市美術館のサイトによると、「日常のなかで見過ごされがちな一瞬のきらめきを天性の色彩感覚でとらえ、『カラー写真のパイオニア』と称された伝説の写真家の軌跡に迫ります」と。

鑑賞後、私は、彼のことを「俳人」っぽいと思いました。

ストリートで何もしていない人に敬意を払ったり、遠くにいかなくても、近くに魅力的なものをたくさん見つけたり。さらには、のぞき見するように写真に収める姿勢から。

そういう点で俳句を嗜む私としては共感できたので、その心を忘れずにいようと。

ところが、他に観に行った知人らの感想で多かったのは、

雨の日のこと。

とりわけ、

赤い傘について。

「赤い傘って良いな~」

「赤い傘を買おうと決めた」

「赤い傘を持っていることが嬉しくなってきた」

ソール・ライター氏は、傘が大好きだったとのこと。

だから、傘の写真が多く、

赤い傘の写真はひと際目立っていたのです。

けれども、私はといえば、赤い傘へ気持ちは向かず…。

そんなある日、某カメラマンさんと、この話をしていたところ、

愛ちゃんは、撮る側の立場で観ていて、他の人は撮られる側の立場で観てるんじゃない?

と。

なるほどー!

確かに、そうかもしれない!

赤い傘をさして雨の中を歩いてみると、という発想は私の中に出なかったなあ。

私は、ライターでもあり、そして編集者でもあるんですが、編集という仕事柄、企画を考えた上で、写真のことも、デザインのことも、もちろん文章のことについてもディレクションをする必要があるので、知らず知らずのうちに、何を観ても、何をやっても、視点が、生み出す側になってしまっているんですよね。

とはいえ、10年ぐらい前までの私だったら、多数派の意見を知った時点で、「どうして、赤い傘を魅力的と感じなかったのだろう、センスないなあああああ」と、落ち込んでいたはずなんです。

というのも、私の意見って、学生のころから、クラスメイトと違っていることが頻繁で、いわゆる少数派。

」「変わってる」と言われることが多かったんですね。

だから、自分の意見を発することを躊躇してしまうことが増え…。

例えば、こんなことを思い出しました。

私がおしゃれだなあと思う人たちと、『「アホちゃうかっ」って誰かに使うことある?」という会話になったとき、6名中5名が「使わないなあ」だったんです。残り1名の私はといえば、「使うで、家族にガンガン突っ込むで」とは言えず…微笑んで頷いていましたっけ。

「アホちゃうかっ」を使わない人=おしゃれ

という認知の歪みができあがった日でした(笑)。

おしゃれへのコンプレックスってやつでしょうね。今となっては、そんな自分を、かわいいなあ、と思うんですけどね。(本人や両親が関西出身ではないと、なかなか使わないということは後々わかってきたことです…)

そんな私ですが、社会人となり、「それは変でしょ!」と私がツッコミたくなる人たちが居る場で過ごすようになり、仲間に会えた喜びと居心地のよさを感じることができ、発言を少しずつ躊躇しなくなっていきました。

その後、SNS時代に突入して、実際にやってみると、みんな好きなようにつぶやいているではないか!とわかって、私も、言いたい放題に(笑)。

さらには、心理学を研究するにつれ、「変でもいいやん」と、ほぼ100%思えるようになり、自分の意見にも人の意見にも「いい」「わるい」の判断をせず、「そういう意見も、あるある」と思えるようになって行ったので、今回のようなことになっても、以前のように落ち込むことなく、済ませられるようになったんですよね。

私が発言を躊躇する発端となったのは、他人の意見を否定する人がいたから? それよりも、その前にある、私の自己肯定感が低かったことがあげられ。そのせいで、相手は否定したつもりはなくても「否定された」と思ってしまったのかもしれず。はたまた、意見の否定なのに「人格も否定された」と思ってしまったかもしれず。

とにかく、どんな自分にもOKを出せず…。

相手が正真正銘、否定したとしたなら、その人も自己肯定感が低いかもしれず…。(と、ここを語り出すと長くなるので割愛します)

今って、「多様性を認めること」が叫ばれていますよね。

となると、「どんな意見もOK」は、とても大切なことと思うんです。

そこから、まずスタート。

もし誰かの意見に違和感を持ったら、

あとで、相違について考察する。

「何が、その人にそんな意見を持たせたのだろう」

すると、その人のバックボーンがわかったりして、「それならそうなるか」と納得できるかもしれず。

意見は違えど、分かり合えれば、譲歩しながら歩み寄ることができるものですからね。

どこに行くか、何を見るかではなく、どのように見るかが重要

とは、ソール・ライター氏。

写真に限らず、何であっても、目に見えないものでも、どのように見るかは、人それぞれなんですよね。大切なのは、そこから。

写真の視点から、多様性に関する見解へと発展しまったこのblogですが、ソール・ライター氏はこの展開を驚いているでしょうか。あるいは、「そういうことは、あるある」と受け入れてくれているでしょうか。聞くところによると、彼は、相当「変」な人だったそうです。

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