アロマオイルを使って
自分に合う香水を作る教室へ
参加したときのことです。
最初に、
1種類のアロマオイルの香りを
参加者5名で順にかぎ、
頭に浮かんだイメージを
伝え合う時間を持ちました。
朝なのか、昼なのか、夜なのか。
季節は?
色は?
場所は?
イメージを一人ひとりが発表していきます。
例えば、
陽射しが眩しい夏の朝、
どこだかわからない国に広がる
エメラルドグリーンの海に、
一艇のヨットが浮かんでいる。
これは私のイメージです。
発表を終え、わかったことは、
誰一人として
同じイメージはなかったということ。
なぜ講師は、
一人ひとりにイメージを語らせたのか。
それは、
同じ条件下であっても、
同じものに対する印象は、
みんな同じとは限らないことを
知ってほしかったから。
そのとき思い出したのは
“みんな違って、みんないい”
よく知られている
金子みすずの詩
「私と小鳥と鈴と」の一節です。
“みんな違って、みんないい”は、
多くの人が、
頭で理解しているものの、
心では理解できていないと
感じることがよくありますが、
このことについては、またの機会に。
さて、私に「海」をイメージさせた
アロマオイルは、なんだと思いますか?
答えは、
サンダルウッド。
樹木から抽出された香りで、
日本では、「白檀(びゃくだん)」
といわれています。
講師は、「海を想像する人は、
今までなかったというほど珍しい」
と言いました。
この日は、参加者5名のうち2名が
海をイメージしたので、
とても稀な日だったようです。
ちなみに、私は、
名前を知らずに香りをかいだ
アロマオイルから
イカ焼きの屋台
をイメージしたことがあります。
イカが美味しそうに
焼きあがっているんです。
そのアロマオイルとは、
ティーツリー。
スッとした清涼感のある香りです。
イメージしたものが、
自分に必要か否かで
アロマテラピーのオイルとして、
使用するという
サロンでの出来事なのですが、
そのときの私は、
イカ焼きを食べたいと思ったので、
全身はイカ焼きまみれになりました(笑)
考えもつかいないイメージが
思い浮かぶおもしろさ。
そこから、じわじわとわかること。
アロマオイルを持っている人は、
その名前を伏せ、何名かで
イメージを伝え合って、
遊んでみるのはどうでしょうか。
なにかしらの発見があるかもしれませんよ。
自分自身が、
“みんな違って、みんないい”
と思っているのか、
“みんないっしょで、みんないい”
と思っているのか
などなど。
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イメージを浮かび上がらせる質問を
いくつかおこないます。
答えは、一人ひとり異なります。
答えたご本人がイメージに驚いて、
なるほどー!と分析することで、
自分を知って、
スッキリ解決していくことが多々あります。
ぜひ一度、お気軽にご利用くださいませ。