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ai fukuda

能と猫背とミトコンドリア


猫背を治したいですか?

体力を付けたいですか?

前向きになりたいですか?

能楽師に能を習って6年になるという

女性と話す機会がありました。

かつて、能に携わる人を取材した際、

能を習って5年が経つと、

体が変化し、

体が能をわかってくる

と聞いていたので、

その女性に質問してみたんです。

「体が能をわかっているとは

わからないけれど、

もともと猫背ぎみだったのに、

姿勢がよくなってきました

夕食の買い物の後は

玄関で一旦休憩が必要だったのに、

いまは、疲れなくなり、

台所へ直行できます。

たぶん、体力が付いたから、

姿勢がよくなったのかも」と。

後日、某テレビ番組での

体力の付け方の話によると、

カギとなるのは、

細胞の中にいるミトコンドリア。

たくさんいると、

体力があるとのこと。

ミトコンドリアの性質は、

エネルギーが足りない状態になると増える。

だから、増やすためには、

エネルギーを消費する必要がある

具体的には、普段より少し頑張ってみる。

体に負荷をかけてあげる。

例えば、

毎日、1分間だけ早歩きをしてみるなど。

そして、なんと、

姿勢をよくすることも、

ミトコンドリアを増やすひとつ!

姿勢をよくするには、

結構なエネルギーを消費するのだそう。

となると、姿勢がよい人は

ミトコンドリアが多く、

体力があることになりますよね。

能は、姿勢のよさが求められる芸能

ということは見るからにわかることですが、

ミトコンドリア的に考えると、

能を習って6年になる女性の考えとは逆で、

姿勢をよくしたことで、

体力が付いたということになりますね。

そんな話を友だちにしていると、

心を整えるために、

能の謡だけを習う人がいると!

その際に学ぶことは、姿勢や発声法。

能をそんなふうに使う人がいるとはねぇ。

姿勢がよくないことで、

体の不調や心の不調を引き起こすことは、

実体験から確かなことだと私は考えています。

背中を丸めた場合と、背中を伸ばした場合で、

胸のあたりに意識を集中させ、

深呼吸をしてみると、その差は歴然

不安が多い人は、息が浅いと言いますが、

息が浅いのは背中を丸めているほう?

背中をのばしているほう?

それに、猫背ぎみな人は、

自信のない人が多くないですか?

私がからだづくりを学んだとき、

身体心理学の話もよくされていて、

猫背ぎみな人が、姿勢をよくすると、

前向きな気持ちになるとも学びました。

にゃんとなくにゃっとくできませんか?

能を習う。

ユネスコ無形文化遺産に

登録されている能楽ですが、

そのうちの能を観賞することは、

理解しがたいことから、

現代では敬遠されがちです。

そんなことから、

ウン百年の歴史を持つ能は、

常に存続の危機に瀕しているそう。

そんな中で、

猫背ぎみな人が

習うという関わりを持てば、

姿勢がよくなり、

ミトコンドリアが増えて、

体力が付く。

おまけに、前向きにもなれる。

何より、

伝統文化の維持にも貢献できる

と考えると、

こう思うのです。

猫背が能を救う日が来るかもしれない、と。

「ほんまに?」

もちろん大げさではあるのですがね(笑)

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気持ちが前向きになることで猫背を改善したい人は、

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